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作成日 10月 6, 2010 at 1:42 pm
「東に順天、西に康津」という言葉があります。土地の肥沃な康津が、順天とともに全羅道で最も豊かな地域であったという意味です。それ程康津には裕福な家がたくさんありました。朝鮮後期、ある宮廷女官が康津郡木里に島流しになりました。このことは、裕福な家の女子供たちにとって、宮廷の文物に接するよい機会でした。女子供たちは島流し生活をする宮廷女官をいろいろと助けてあげました。そんな女子供たちに女官がしてやれることは、宮中の話を面白く聞かせてあげることでした。しかし、それもしばらくすると底をついたため、今度は宮廷での料理法を一つずつ教えるようになりました。そのようにして、宮廷で王様に捧げていた宮中料理が伝わり、「康津韓定食」が誕生したといいます。 康津韓定食は宮中料理を基にしていますが、最初は現在のようにおかずが多くありませんでした。当時は身分によっておかずの種類が制限されていたためです。 王と王妃だけが12種類のおかずを食べることができ、王族やどんなに官位の高い人であっても9種類以上は禁止されていました。おかずを増やせない代わりに、見た目が次第に華やかになっていきました。さらには陶磁器の故郷だけに美しい食器まで加わり、食べるのがもったいないくらい見た目のよい料理や食器が食膳を彩る、康津韓定食が完成したのです。おかずの種類も増えた最近の康津韓定食は、高級な宮中料理の命脈を継ぐ康津の自慢料理となりました。 他の郷土料理 うなぎの蒲焼き 楓川うなぎと肩を並べるのがまさに目里うなぎ。クヌギの炭火で一度焼き、タレをぬってもう一度焼きます。その後さらにもう一度タレをぬり、濃い味が特徴です。 周辺観光地 茶山草堂 茶山丁若鏞先生が島流し生活をしながら、『牧民心書』や『経世遺表』など、500冊余りに達する著書を集大成した場所。近くの万徳山に立つと、康津湾が一目で見渡せ、展望に優れています。 康津郡道岩面万徳里 061-430-3906 地元のおすすめ店 • チョンジャコル・チョンガチプ 061-433-1100 • ミョンドン食堂 061-433-2147 • ...
うなぎの蒲焼き, 全羅南道, 年中, 康津, 韓定食
作成日 10月 5, 2010 at 4:40 pm
潮の干満の差が非常に激しく、塩分の多い海水が河川の奥深くまで押し寄せる牙山湾。川と海の出会う牙山湾ではカニ、エビ、イトミミズ、小魚など餌が豊富なため、昔からうなぎが多く、牙山湾の周辺に住む漁夫たちはその季節に網をかけさえすると、丸々と肥えたうなぎが思う存分とれました。彼らは農家のビニールハウスの中や庭先に多くの人を集めて火を起こし、とったうなぎに塩をふったり、コチュジャンのタレを付けたりして焼いて食べました。 その後1973年に牙山湾の防潮堤が建設され牙山湾は塞がれ湖になりましたが、1977年には観光地として開発されることになり、観光客のための飲食店が立ち並び始めました。牙山湾の防潮堤と挿橋川の防潮堤の間の仁州面にうなぎの蒲焼きの食堂ができたのは、その直後の1980年代からだと言われています。昔ならではのノウハウを生かした韓方ソースを考案し、観光客の口コミで牙山湾のうなぎの蒲焼きが全国的に知られるようになりました。初めは数軒だったお店も徐々に増え、現在ではうなぎの蒲焼き村が形成されています。 最近ではどこでも養殖うなぎを使用しますが、牙山では天然のうなぎを味わうことができます。天然ものは、養殖のうなぎより収穫量がずっと少ないですが、旬である5月から11月には牙山湖でとれるためです。うなぎは特有のソースをぬり炭で焼きますが、少しも生臭くなく口の中でとろけるようです。 特産物 牙山米 「牙山米」は、牙山湾の挿橋川一帯の肥えた土地で栽培されたお米です。ミネラルや無機質など干潟の栄養分まで含まれており味も良く栄養価も高いのが特徴です。 周辺観光地 牙山スパビス 大浴場以外にも大型室内プールや露天温泉プールなどがあり、家族で温泉を楽しめます。 忠清南道牙山市陰峰面新寿里288-6 041-539-2000 地元のおすすめ店 • イェンナルトルチプ・チャンオ 041-533-2241 • 仁州ナルトォ・チャンオ 041-533-9293 • コットンネ元祖チャンオクイ 041-533-4422 • 江村チャンオクイ 041-533-2168 • 豊川チャンオ 041-542-8811 • ヨンウン・チャンオクイ ...
5~11月, うなぎの蒲焼き, 忠清南道, 牙山, 米
凉しい風が感じられる秋。独特の香りで私たちを誘惑する食材がある。それは松茸だ。松の木の根で育つことから松茸という名前が付いた。8月から10月の間に獲ることができるが、特に9月初旬から中旬に収穫する松茸が一番おいしい。 松茸は韓国、中国、日本、カナダなどで育つが、日本や中国よりも水分の量が少ない韓国産の松茸は味と香りがもっと優れ、世界的にも認められている。香ばしい香りと口の中いっぱいに広がる秋の味覚は、西洋人たちが好むトリュフよりも優れていると思う。 独特の香りと味で私たちを誘惑する秋の食材、松茸 松茸は死んだ木で育つほかのキノコと違い、高い山に位置する20~60年の松の木の根で育つ。また、一度育った場所では、絶対に生えないという特徴がある。松茸は摂氏18~24度間でもっとも生長し、主に太白山脈、小白山脈、東海岸地帯などの山間地帯で育つ。まれに摂氏19度ほどの低い気温が続く6月~7月の間に夏松茸が育つこともあるが、その味と香りは、秋の松茸には程遠い。松茸は育つための条件が非常に厳しく、今でも人工栽培が極めて難しい植物だ。当然の結果として、その値段は少し高めだ。 松茸は頭の部分が広がらず、長く太いものが良質と言われる。頭の部分のまわりが、胴体部分より少し太く、その胴体が長くて下部が太いほど、上質の松茸だ。銀白色が鮮やかで、頭の部分がほとんど広がっていない長さ8cm 以上の松茸がA等級とされる。高品質な松茸は、松津香と似た独特の香りと味がするということで、世界の美食家たちの関心も高い。 生きている松の木で栄養をもらいながら育つ松茸は、土の中にある無機養分をたくさん吸収し、たくさんの無機質と水分を含んでいる。また、免疫体系を強化するレンチナン(lentinan)と坑がん成分を持っており、ビタミンと無機質が豊かで健康食品としても広く知られている。 松茸が出る場所にはいくつもの芽があるのだが、土を掘りながら獲ると松の根が切れてしまい、そこにあった芽が死んでしまう。先の平たい小さな木刀で下部に気を付けて掘りだし、その土を元通りに埋めたあと、軽く押して固めてあげればいい。 松茸は炒めたり、和えたりして食べる。また、ご飯や鍋で食べたりもする。多様な料理に添えられ、料理の味の幅を広げてくれる松茸だが、特に韓国では肉を焼いて食べる時に、松茸も一緒に食べる。このように様々な料理に活用されるが、松の木の香りがたくさん含まれている獲ったばかりの松茸を生で食べると、本来の自然の香りと味がそのまま感じられるだろう。 韓国の松茸の産地のなかで、奉化(ポンファ)と襄陽(ヤンヤン)地域で育った松茸が最高級として有名で、同地域では毎年 9月~10月の間に松茸祭りが開催される。 松茸を直接体験して見よう <香ばしい襄陽 松茸祭り> 江原道(カンウォンド)の襄陽は、韓国内の松茸生産量の80% 以上を占める地域で、花崗岩の土質に赤松林が発達し、ほかの地域より松茸が大きくて水分量も少なく、松茸の香と味がとても優れている。 9月 24日~28日、江原道襄陽の南大川(ナムデチョン)の水辺で行われる「2010襄陽 松茸祭り」では、松茸に関する多彩な情報と体験イベントが用意されている。松茸の産地で自然産松茸の生態を観察しながらの松茸狩りや、襄陽松茸の環境保存の大切さを知ることができる松茸の生態見学、そして山の中で襄陽松茸と襄陽特産物を探し出す松茸探しなどが体験できる。また、松茸料理の試食、国楽公演、松茸を直接取引する市場などのプログラムも用意されている。 また、外国人も気軽に松茸の関連体験イベントを楽しめる松茸現場体験イベントも開催する予定だ。約2時間、専門ガイドの説明を聞いたあと、直接見て触れることができるので、特に人気の高いプログラムだ。このプログラムに参加するためには、電話やインターネットと通じて事前に予約しなければならない。受付期間は2010年8月1日~10月14日までで、大人は3万ウォン、子供は1万5千ウォンの費用がかかる。外国人の松茸狩り体験イベントは9月 15日から10月 14日まで可能だ。 <自然の香り、奉化(ポンファ)松茸祭り> 奉化で育った松茸は、太白山(テベクサン)裾にある磨沙土 (花崗岩が風化してできた土) の土壌で育ち、ほかの地域の松茸よりも水分が少なくて香りも良く、とてもシコシコしている。奉化地域は春陽面(ヤンチュンミョン)と小川面(ソチョンミョン)一帯の高山地帯で育つ良い香りの春陽木(チュニャンモク、赤く固い松の木で、木材としてたくさん使用された)の産地でもある。春陽木で育った奉化松茸は、ほかの地域の松茸よりも香が豊かだ。奉化地域では毎年約80トンの松茸を生産し、全国生産量の約15% …
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